4.172015
テイスティングノート スパークリングワイン Le Marchesine レ・マルケジーネ
コストパフォーマンスの高いフランチャコルタ
北イタリアのロンバルディア州、パッシラーノ・ブレシャーナ地区で
1190年代よりネゴシアン・エルブールである【ビアッタ家】
(ネゴシアンとは生産者から葡萄やワインを買って、自分でワインをつくったり
自分のセラーで熟成させて瓶詰・販売するワイン商の事)
3代目ジョヴァンニにより1985年に設立された現ワイナリー【レ・マルケジーネ社】
ジョヴァンニは、1980年スパークリングワインに適した土地フランチャコルタの
パッシラーノ地区にワイナリーを購入し、自らブドウ栽培を手掛け、自社ワインの生産を始めました。
長きにわたるワイン業界でのネゴシアンとしての経験が生んだ
エノロゴであるジャン・ピエール・ヴァラド氏(フランスシャンパーニュ醸造大学教授)の
豊富な経験をベースに、現在は4代目当主ロリスの指揮の下、27 ヘクタールの自社葡萄畑から、
【フランチャコルタ DOCG】を筆頭に10数種類、40万本のスパークリングワインを生産している。
フランチャコルタ地域で三番目の規模の生産者となりました。
その中で今回はGIROTONDO(ジロトンド ブリュット)と
FRANCIACORTA BRUT DOCG(フランチャコルタ ブリュット)を試飲しました。
Vini Spumanti Metotodo Classico Generici
GIROTONDO(ジロトンド・ブリュット)
品種:ピノ・ビアンコ 、ピノ・ネロ、 シャルドネ
18 ヶ月瓶内二次発酵
インポーターコメント
アカシアの花や菩提樹、香ばしいトーストなどの香りと生き生きとした柔ら かな泡立ちを持つ、
フレッシュな辛口スプマンテ。
【ジロトンド】とは、イタリアの家族のお遊びで、家族みんなが手を繋いで
「ジロジロトンド~ジロジロトンド~」と大きな声で歌いながらクルクル回る。
「いつも家族で手を繋いで楽しんでほしい。」と言う意味です。
私達の感想
価格はプロセッコクラスなのに、この味わいはコストパフォーマンスは非常に高い。
辛口ではあるがほのかにブドウの甘みを感じ、飲み疲れしない。
当店ではフルボトルやグラスワインとして飲む事が出来ます。
FRANCIACORTA BRUT DOCG (フランチャコルタ・ブリュット)
品種:シャルドネ、ピノ・ビアンコ、ピノ・ネロ
手摘みで収穫されたシャルドネは、優しくゆっくりと圧搾され17度~19度に温度管理された
スンテレスタンクで発酵されます。
収穫翌年の3月~4月頃にボトルに充填され、
12度~14度の温度が保たれた部屋で最低24ヶ月の瓶内二次発酵が施され
デゴルジェメント*(デゴルジュマン)されます。
*瓶内二次発酵によって生じた澱を取り除く作業のこと
私達の感想
グラスに注いだ時に軽く感じる(良いスパークリングの予感♪)
きめ細かい泡の為口当たりが非常に柔らかい。
ブドウの質の高さを感じ辛口ながらも甘みを感じる。
味わい深く価格を考えたら◎
これからワインリストにのせる予定です。
これから他のタイプも試飲したいと思っています。