1.102015
カカオについて
「神の食べ物(テオブロマ・カカオ)」という意味の学名をもち、
かつて富と権力の象徴でもあったカカオ。
カカオは、言わずと知れたチョコレートの原料です。
カカオには、4つの品種があります。
一番メジャーなのは「Forastero(フォラステロ)」という品種で、
(外来のと言う意味を持ちアフリカなど広く栽培されている)
世界で流通しているカカオの80%以上を占めます。
普段口にしているチョコレートのほとんどが、この品種を使用したものです。
次に最高品質とされる「Criollo(クリオロ)」という品種があります。
「純血」という意味を持ち、古くはマヤ文明時代から存在し、
中南米を中心に栽培されていた由緒ある品種です。
病気に弱くかなり繊細な品種であるうえに収穫量も少ないので、
全世界で2%ほどしか生産されていません。
その味と香りは他と比較にならないとも言われています。
(カカオの原産地といわれるヴェネズエラ一帯(南米)でとれるのが「クリオロ種」。
カカオの原種といわれています。)
*チュアオ(赤いクリオロ)、ブランコ・デ・クリオロ(白いクリオロ)、ポルチェラーナ等
そしてトリニダード島(南米)にフォラステロ種を移植して、
残っていたクリオロ種と交配して出来たといわれる品種
「Trinitario(トリニタリオ)」があります。
この品種は、全世界で10~15%ほど流通しています。
最後に、エクアドル(南米)だけで栽培されている品種「Nacional(ナシオナル)」があります。
(ナシオナル=アリーバともいいます)
エクアドルのアマゾン地帯が原産と言われており、
芳醇なカカオのフレーバーに加えてフローラルでスパイシーなのが特徴になっています。
グイドカスターニャのシングルオリジンはヴェネズエラ、マダガスカルとガーナの
3種類が入荷しました。(タブレット76%)
アメデイはチュアオ、ブランコ・デ・クリオロとポルチェラーナが
まもなく入荷します。
ヨーロッパには”3C”といわれる嗜好品があります。
シガー、コーヒー、そしてチョコレート。
チョコレートは男性も好む嗜好性の高い特別な食べ物なんです。
コーヒーだけでなく紅茶、濃いめに入れた煎茶、ウーロン茶やハードリカーやデザートワインなど
色々なマリアージュを楽しむことができます。
*若葉を使ったジャスミンティーにアメデイのブラウンを合わせたら、
お茶もチョコもお互いに引き立てあって私にとって幸せな時間が過ごせました♪