6.162013
食べ物に気を使いましょう!
皆様「脂肪摂取」と聞いてどのように感じますか?
ある時期米国で脂肪摂取が心臓病や肥満の原因とされました。
「脂肪の悪魔化」が米国より世界に急速に広まり、低脂肪ダイエットや低脂肪食品の乱造が始まりました。
次第に「低脂肪」は減量と健康を約束する意味になってしまいました。
その様な食品も砂糖や塩の量が多かったりして総カロリー摂取量が増えてしまっている
ケースも相次ぎました。
それから30年後、この話は科学的に否定される様になりました。
多額の費用をかけ臨床実験を実施した結果、油脂と摂取と心臓病や肥満症の因果関係は証明されませんでした。
しかし別の問題が起きました。脂肪1gのカロリーは炭水化物の5倍に当たった為
米国政府は脂肪の代わりに炭水化物摂取を提唱した事で米国では肥満の増加に拍車がかかりました。
米国では1980年肥満人口は14%でした。
低脂肪ダイエットが定着した現在は34%にまで増加してしまいました。
脳の70% は脂肪で出来ていたりと、私たちにとって脂肪は大切な栄養素の1つです。
その為良質な脂肪を選んで摂る事が必要です。
(オリーブオイルは不飽和脂肪酸のオレイン酸が主成分です)
炭水化物ダイエットと言う言葉をよく目にします。
けっして身体にとって良い事ではないそうなので…。
食事は「バランス」がとても大事です。
最近、子供の生活習慣病が多いと聞いています。
私達は、市内の小学校でのスローフードの講師の経験
イタリア・スローフードの経験を生かし、
食育にも力を入れて行きたいと考えています。
この機会に食べ物に少し気を配ってみましょう!